額縁額装壁掛鏡の店 純真堂

純真堂ブログ <額装のココロ>

純真堂ブログ
<額装のココロ>


現在、名古屋市南区のParlor IMOM(パーラーイムオム)
隣接ギャラリーに於いて安藤徹平さんによる作字が展示されています。


アンド・スルー・デザイン 個展 “作字”

Parlor IMOM (パーラーイムオム)
2021年3月5日(金)〜3月17日(水)
9:00~17:00
木曜定休

名古屋市南区豊2丁目26−16 ニューモアビル 1F
TEL:052-618-6668


さく-じ【作字】
〔名〕(スル)印刷で、必要とする活字がないときに、新しい活字を作ること。
単語や文章などの文字をグラフィカルに表現した物のこと。



シルクスクリーンプリントの作品は、それぞれに作字による言葉が表現されています。

皆さまぜひ足をお運びいただき、アンド・スルー・デザインさんの作字の世界を、発見してください。



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彼の人を額装しました

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ブログ

2021.02.16


先日、久しぶりにSさんが訪ねて来てくれたので、僕も久しぶりのことでもしようカシラと思い、ブログを書くことにしました。
身の回りの出来事や頭に浮かんだことを文章にして、読み返す。日記のようにそれができたらいいのですが、思いついた時にしかできない単発日記なのです。

僕はいつも自転車でお家からお店まで通っています。雨の日はバスを使います。
最近車を運転する機会がめっきり減ってしまい、運転技術の衰えを危惧しています。
別の話で、たまに奥さんを隣に乗せて運転する機会があると、コワいコワいを連発されます。僕が奥さんの運転で隣に座る時も気持ちは同じなのですが、僕は極力その言葉を発するのを我慢します。本当は助手席に座るのが嫌なくらい怖いのですけど、我慢します。まぁそういうことってあるでしょう?

テレビの録画可能時間がいつもリミットいっぱいになってしまっていて、泣く泣く見ないうちに消去してしまう番組が増えています。
この前のスーパーボウルを録画しようと思い5時間分の「空き」を作るために、見ていない番組や映画を消しました。断腸の思いとはこのことです。

試合自体はライブでも見ていましたが、しばらく何回か録画を見返して、ああだ、こうだとのたまうつもりなのです。さすがにハーフタイムショーは2回目からは早送りだと思いますけど…。

実家の父の命で木箱入りの「お皿」を買取業者さんに査定をお願いしました。
最初の業者さんの査定価格で心にかなりダメージを負ったのですが、セカンドオピニオンでなんとか踏みとどまりたい、と別の業者さんにも持ち込みました。
しかし更に深手を負わされてしまいました。辛い…。

さて物の価格とは何なのでしょうか。
お皿は、作家さんの作品であることはお墨付きです、と言われました。しかし、提示された買取の価格はホームセンターで売っているお皿の値段にも及びませんでした。

もちろん、僕も商売人の端くれ、崖っぷちです。いわゆる店頭での「販売価格」がどのようにして設定されるのかは十分に理解しているつもりではありますが、こういうことを体験すると「価格」の不可思議さに直面します。
先日訪れた大型量販店でも同じことを考えました。量販店にもいわゆる「額縁」は売っています。しかも恐ろしい程の量で…。

このたび、今は亡きある俳優さんの写真を額装させていただく機会がありました。
その名前はスティーブ・マックイーン。齢50歳で亡くなられた映画のスターです。現役で活躍されていたころは文字通り説明不要の大スターでしたが、亡くなられて40年以上の年月が過ぎました。
もう若い人たちには、少しこの方の説明が必要な時代になってしまったのかもしれません。残念です。


説明、説明とややこしいですが、この写真のスティーブ・マックイーンには説明不要の「カッコよさ」があると思いませんか?
広辞苑で「カッコよさ」と引いたらこの写真が載っているということでいいと思いませんか?例えば一万年後にこの額装が未来の人たちに発見され、発見した人が最初に発する言葉は「なんちゅう、カッコいい!」だと思いませんか?僕はそう信じます。僕が生まれ変わってのその人であったなら間違いなくそう言います。

この額装はシンプルかつストレート。ただただ写真の中の彼を見てください。この額装は僕たちが目指す「額装の本質」の一つの形を体現できていると自画自賛の仕上りになりました。

これからもそういうところを目指して額装に向き合っていきたいと思っています。


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ココロの持ちよう

category:
お知らせ

2020.10.23


展覧会を見に行きました。

昨日、一宮市にある旧林家住宅という、国の登録有形文化財を会場とした展覧会に行きました。「そこにある存在と記憶展」という、6名の作家が参加しているグループ展です。このたび出品作家の家原利明さんからご案内をいただきました。

家原さんはこのブログでも度々紹介させていただいています。主に色鉛筆を使って描かれたとても印象的な作品を発表されている岐阜在住の作家さんです。人柄もとてもユニークで、人を惹き付けるものをたくさん持っている方です。まぁ、一度会って話をしたら、その晩は高い確率で夢に出てきそうな人物だと書いておきましょう。

久しぶりに家原さんにお会いできると思いながら到着したのは旧林家住宅。
築百余年の古い日本家屋です。素晴らしいです。その隅々に細やかさを感じるしつらえ、それでいて遊び心も感じる不思議な造りの日本家屋と、説明など必要の無い、ただただ素晴らしい苔むす庭園。初めて知ったのが恥ずかしいくらいの場所でした。


旧林家住宅の間取りにおいて、一番奥の部分にあたる奥座敷が家原さんの展示スペースでした。
大型の襖や天袋として水性ペンキを使って描かれた作品と、パネルに色鉛筆を使って描かれた絵画作品があり、それらは座敷二間に展示されているとでも言いますか、配置されていると言いますか、溶け込んでいると言いますか、座敷のつくりに文字通り組み込まれており、部屋の調度の一部となっている印象でした。



会期は残り短いのですが、旧林家の奥座敷を体感してほしい気持ちでいっぱいです。ぜひ皆さま足をお運びくださいませ。グループ展ですので他の作家さんの作品もご覧いただけます。

いわゆるコロナ禍において停止していた展覧会などが、9月10月と動き始め、夏が過ぎた頃より徐々に作家さんから作品の額装でお声がけいただくようになりました。と同時に他方でまだしばらくの間は中止や延期も止む無しとされる作家さんがみえるのも事実です。

僕自身、作家の展覧会における作品発表の額装という面でのお手伝いは額縁店としての本懐だと思います。
ですから展覧会が開かれた折には都合がつく限りなるべく足を運び、その展示を体感したいと思っています。しかし、開催側からして、訪れる方に一抹の不安さえも覚えてほしくないという気持ちをお持ちなのはどの方も同じでしょうし、それが開催に二の足を踏む理由になっているという作家さんの気持ちも理解できます。

今後、展覧会の在り方がどのように変わっていくのか、予測できない部分は多いです。額縁店がこの時代に即して出来ることを変えられるかというと、それもまた分かりません。長期化していくコロナ有りの今、にコロナ無しの頃の記憶がだんだん薄れて行く気さえしてまいりました。

僕は心の持ちようを見つけるために展覧会に行っていたのに、今となっては逆になってしまった現状があるのかもしれません。

今週末はぜひ皆さま、一宮にある旧林家住宅に足をお運びください。心の持ちようが少しだけ楽になる機会になりましたらうれしいです。

家原利明さん参加合同展覧会
そこにある存在と記憶展

期間:2020年10月10日(土)〜25日(日)
9:00〜16:30 *最終日は16:00迄

一宮市尾西歴史民俗資料館 別館 * 旧林家住宅
愛知県一宮市起字下町211番地
0586-62-9711
駐車場有


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工藤千紘 「影踏みをしなくなった日」

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お知らせ

2020.09.03


個展のお知らせ


工藤千紘さんの個展が9/1より名古屋市内、名東区のGALLERY Valeur  (ギャラリーヴァルール)で開催中です。

会場には大小20点あまり 2020年の新作が並び、油彩のほか水彩や鉛筆で描かれたドローイングも展示されています。


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工藤千紘
影踏みをしなくなった日

2020年9月1日(火)~26日(土)
12:00~18:00
休廊 日・月
GALLERY Valeur (ギャラリーヴァルール)
http://www.gallery-valeur.sakura.ne.jp

名古屋市名東区亀の井1-2-001
TEL 052-753-4638
*地下鉄東山線一社駅2番出口より徒歩8分
*駐車場 No.1,2

ぜひ会場に足をお運びいただき、絵を間近で感じてください。



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金田奈美 展示会「CONVERSION」のお知らせ

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お知らせ

2020.08.17


現在開催中の展示会のお知らせです。
精巧な切絵作品、建築パースなど、多岐にわたる制作活動で知られる金田奈美さんの展示会が名古屋市内、西区の「MOXPLANはなれ」で開催中です。

古民家の一部屋を使い、切り絵作品、組子細工を中心として、金田さんの持つ世界観が堪能できます。
同時に作品の昇華や幅広い展開を想像せずにはいられない展示となっています。
また、会場の古民家も趣のある佇まいですので、皆さま是非足をお運びくださいませ。

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切り絵から建材への変革
CONVERSION 

2020/8/31(月)まで開催

名古屋市西区中小田井1丁目613 
*名鉄犬山線「中小田井駅」より徒歩1分
定休日:毎週水曜、8/27
10:00~17:00
052-325-2976
※ 駐車場は近隣に2台有
https://moxplan-hanare.jimdofree.com/


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