東海地方にもいろいろと被害をもたらした台風5号は過ぎ去りました。被害に遭われてしまった方や不安な夜を過ごされた方もみえると思います。お見舞い申し上げます。本来ならば残暑お見舞い申し上げます、というところだと思いますが、今年は雨(豪雨)による天災が稀に見る多さです。秋の声を聞けばまた台風シーズンも訪れます。備えあれば憂いなし。自分は大丈夫だと、高(たか)を括らず、非常時の時のための備えをしておきましょう。もちろんこれは特に自分に言っているのです。
おかげさまで純真堂。もっともっと忙しくなったらいいなという日々を送らせていただいておりますが、ふと、そうだ!と思い店内に額装作品を増やしました。
ご来店された方は知っていると思いますが、純真堂は額縁店ですが、店内の壁にあまり額縁を数(かず)飾っておりません。ちゃんと飾ってあると言えるものは僕らの「大脇崇」作品だけで、少しすっきりし過ぎちゃっているかな?となんとなくは思ってはいたのですが、そうだ、僕には猫がいた!と猫さんを早速額装して、普段僕が作業している場所の背中に飾ってみました。どう映るんだろう。
この猫さんは、猫ちゃんニャ〜ニャ〜とは鳴きません。言うならば反骨。そういう面(ツラ)がまえです。「我輩は猫である」かな?とも思ったのですが、文学ではなく、もっと直接的というか、その次の「跳躍的」な動きさえ感じられる「生き物」の表現だと思います。猫よ何を想う、ではなく、猫よ言わずともわかるぞよ。と言ったところでしょうか。この版画は知る人ぞ知る作家の作品です。とある縁で今は僕の持ち物です。
で、なんなのよ?とは言わずに猫さんを見に純真堂にご来店くださいませ。版画の額装もおまかせあれ、店内在庫見たらほぼ版画用か?という商品構成だと言うことに気付いた暑い一日の午後でした。
posted by 杉山 真也