額縁額装壁掛鏡の店 純真堂

純真堂ブログ <額装のココロ>

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<額装のココロ>

年末が差し迫って参りました。大掃除の季節でもあります。

純真堂からのご提案ということで、お家に飾られている遺影額の交換を考えてみませんか?
はい。遺影額のリフレームです。

額縁に関してのルールがありそうで無いものの一つに遺影額があります。
遺影額はおおよそ故人の葬儀に使われたものをそのまま飾られているお宅が多いのではないかと思います。中には “いかめしい(厳しい)”印象の額もあります。もちろんそのまま飾られてはいけないということではありません。ここがルールが無いというところです。ただ、亡くなられて時が経つにつれ、仰々しいものから、もう少し柔らかい雰囲気のものに変えたい、と希望される声をよく耳にします。
一方で、そこに微妙な葛藤を持たれる方もいるかもしれません。つまり遺影額というものを柔らかい印象のものに変えても良いのだろうか、と。

僕の額縁販売の経験から申し上げますと、おおよそ亡くなられてから1年を過ぎると、いわゆる喪に服す期間を過ぎ、生活も落ち着く頃ということで、額をお家の雰囲気に合ったものに変えたいと考えられる方が多いように感じられます。「入山」と呼ばれる黒い額や、ご仏壇の飾りを連想される金色の装飾的な「最初の遺影額」からの交換です。

それぞれのご遺影に対していろいろな額装のご提案ができます。ご事情に合わせて、大きさや、風合い、そして何よりも「故人との語らい」が自然にできるような額装を考えていきたいのです。

以前に「額装」とは「過去との対話」でもあると申し上げたことがあります。飾られているものに相対する時に胸によぎる当時の状況と記憶。そしてそれは今のご自身をかえりみる機会になるのでは、と。
ご遺影の場合も変わりません。そこには必ず亡くなられた方との「対話」があるのです。この機会に遺影額の交換をご提案するのは、この時期にそういった亡くなられた方との「対話」の時間が持てるのではないかと思ったからです。

ぜひご家族で話し合われ遺影額の交換をご検討くださいませ。

 

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