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純真堂ブログ <額装のココロ>

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暦の上ではNovember

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2017.11.05


えー、書いている今日は11月5日の日曜日です。昨日野球の日本シリーズが終わり、その二日前にメジャーリーグのワールドシリーズも終わってしまいました。スポーツ全般(観戦)をこよなく愛する僕ですが、やはり幼少期よりの野球愛は特別のようで、ああ、今年も野球が終わってしまったぁ、という喪失感に苛まれております。特に今日などは絶好のスポーツ日和ですが、各主要スポーツ単発的な試合は組まれておりますが、スポーツサンデーとまでは言えない感じで、少しもったいない。ただ本日のチェックポイントとしては名古屋・熱田〜伊勢間で行われた全日本大学駅伝大会において神奈川大学が二十年ぶりの優勝を果たしたというところではないでしょうか。全日本大学駅伝といえば国内指折りのビックスポーツイベントでお正月の行われる「箱根駅伝」の前哨戦とされる大会です。
そこで伏兵的な存在であった神奈川大が優勝したということは、先の出雲駅伝に東海大が優勝しているという点も含めて、新春の箱根駅伝の覇権争いが大混戦の様相を呈するのは必至。今からでもとても楽しみです。

今回の箱根の僕としての見所は、毎年密かに応援している「中央学院大」の5位入賞なるかという点です。そうです。あの新春のお酒の残る目にはちょっと刺激の強い、ショッキングイエローのパンツ、なんとも形容のし難いあの薄いパープルのウェアのあのチームです。言えば分かるでしょ。近年は毎年安定した成績を出していますが、本放送の取り上げられ方は若干少なめ?まぁ、優勝というのは現実的には難しいとしても、5位というのは目指す価値のある順位だと思います。現段階で仮に「5強」を挙げるとすると、王者青学、出雲の覇者東海大、近年次点に甘んじている感が強い東洋大、駒沢大、そして今日勝った神奈川大というところなのでしょうが、日体大、早稲田といったところも侮れません。そこにショッキングイエロー(+サングラス)が割って入る。正月早々痛快だとは思いませんか。お正月二日に箱根駅伝を見る際(たいていの人が何らかの形では見るでしょ)にそういえば誰かがブログで、ショッキングイエロー(+サングラス)って言っていたような‥?と思い出してもらうと幸いですね。

さて。僕、額縁屋でした。思い出しました。
先回のブログでも紹介させていただいた家原利明氏が出展されていたグループ展「 ◯◯展(おーえん展)」を見させていただきました。
仕事柄、展示会を見る機会は少なくありませんが、毎回強いインスピレーションを受けるか、というと残念ながらそうではありません。僭越な言い方になりますが、この展示会は他の展示会とは違う(いい意味で)、という展示会に出会うのはそう多いことではないのです。そんな中でも今回の家原氏の展示は非常に印象的な興味深いものでした。家原氏の作品はいわゆる大作というようなサイズのものはありません。やや大きめのものありますがB2くらいまでだと思います。パネルも自作なので正確な規格サイズではありません。4号とか6号程度の大きさのものが多いです。もっと小さいものもあります。しかし、どの作品も大きさに関係なく、彼の「世界観」を体現しています。これはすごいことです。作品一つ一つが彼の「一部分」を構成するのではなく、作品一つ一つが彼の「全体」を表現しているのです。そして展示作品にはほとんど額が使われていません。

僕は額縁は作品の保護にはもちろんですが、いわゆる“見映え“に関してもおおよそ必要とされるものだと思っています。これは作家の作品に込める「イメージ」を鑑賞者方に対し「増幅」させる手伝いができるものだと思っているからなのですが、こと家原氏の作品には、さてこれらの作品はいったいどんな額が必要とされているのか、という問いを常に突きつけられます。僕も額装という行為をそれなりに長い時間やってきたので、ある程度は、こういう作品にはこういう額はいかがかな?というものが浮かびますが、家原氏の作品については額をつけるか、つけないかということも含めて非常に揺さぶられる感情にとらわれます。何を持ってすればこのさらに作品を生かすことができるのか?

家原氏に来店していただくと、多岐にわたり話がはずみ、とても楽しい時間が過ぎますが、額装という仕事のできることを考える上でもとても勉強になります。今後とも家原氏の活動からは目が離せません。なり。


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